我唯足るを知る

10年ぐらい前に京都の龍安寺で撮った写真です。両親と甥、姪と一緒に行きました。どこに観光するか決めるときに、当時Eテレで『龍安寺の歌』が流れていたので、姪が「龍安寺に行きたい」と言い、みんなで行くことになりました。知足のつくばいが有名で「我唯足るを知る」という言葉にすごく魅力を感じました。たくさんの物を欲しがったり、他人と比べて足りないところを見てコンプレックスを感じたり・・・そういうことではなくて、今持っているものや、今周りにいてくれる人、今の自分を大事にすることに意味があるのではないかと思いました。

前の仕事を退職するにあたって、固定費の見直しをしました。以前は家賃が5万7千円、共益費が3千円、駐車場が9千円とその他諸々で7万円ちょっとでした。職場から手当が出ていましたが、辞めたら手当もないので安いところに引っ越すことしました。前は1LDKでウォークインクローゼットが付いていました。でも今度はワンルームで押し入れみたいな収納があるだけ。持ち物も厳選して引っ越しました。目指せミニマリストです。ものを増やさない、買ったら捨てるということを心がけなきゃいけません。その時も『我唯足るを知る』だと龍安寺で買ったキーホルダーを見えるところに飾りました。

少ない収入で生活する今、『我唯足るを知る』の実践が望ましい生活ですが、私はやっぱり服が欲しくなります。ほぼアメリカの投資信託を買っている私はアメリカの景気が良くなると財布の紐が緩くなって欲しいもの買っても良いかぁ〜となります。ここ最近アメリカの景気が少し落ちてきているので、財布の紐をギュッと絞めなければ!と景気の状況によって気持ちが左右されます。まだまだ毎日が修行です…

50代を間近にしてもまだまだ物欲に苦しめられています。服も季節ごとに欲しくなりますが、白髪が気になるのでできれば美容院にもこまめに行きたいし、お肌の老化も気になるので美容液も欲しいし、友達とランチや飲みにも行きたい。健康にも気を遣わないといけないから、人間ドックや歯の健診、筋力も保ちたいからプロテインも必要。車は必需品なのでガソリン代、保険代、車検代もかかる。物欲に優先順位をつけるとすれば何を橘玲さんの『幸福の資本論』では「金融資産」「人的資本」「社会資本」の組み合わせによって幸福の形が説明できるとされています。「社会資本」を大事にするとすれば、友達との交際費はケチらないようにしようと思っています。友達のいない老人は寂しそうです。ここにはありませんが「健康資産」も大事にしたい。寝たきりのまま100歳まで生きる未来は出るだけ避けたい。削れるところとしては、やっぱり服かなぁ〜。本当は車関係の出費を削れると良いのですが現状では難しい。土日にバイトでもしようかとも思いますが、休みがなくなるより服を我慢してみよう…と思います。気が変わったら、単発のバイトに行くかもしれません。その時はまたブログにあげないと!ですね。

散歩道途中の桜の蕾が膨らんできました。

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