一人では何もできない

「1人では何もできないことが分かりました」・・・昨日、最終回を迎えた『119エマージェンシーコール』のセリフが心に響きました。仕事をする上で、自分の役割がうまく果たせていないと苦しくなります。そこにいていいのか不安になります。みんなで一つの仕事を成し遂げられればいいんですよね。一人では微力でも、それぞれの小さな役割を果たせれば何か形になる。前の仕事を辞めてしまった私には、早まったかなとちょっと思ってしまったセリフでした。小さな役割なら自分も果たせたかもしれないからです。でも、仕事をやる仲間が同じ気持ちであるという前提が必要だとも思いました。自分の役割を果たせていないことにだんだんと自分自身がキツくなって辞める結論に至りました。

やっぱり、年齢も関係するんでしょうか。年齢が上がるにつれ、果たさなければならない役割は徐々に大きくなりますが、その役割を果たす力を身につけながら成長していくことができなかったということかなと思います。若い時のがむしゃらに仕事をするやり方から脱皮できなかったんでしょうね。私は仕事の時すごく視野が狭くなる傾向にありました。広い視野で全体を見渡して、他の人の動きをよく見て、などが難しかったと思います。そういうところも大人数で調整をとりながら仕事をすることの難しさにつながりました。前の仕事に戻りたいとは今のところ至っていません。大人数ではなく一人で全てが完結するような仕事の仕方、例えば個人事業主になりたい気持ちがあります。そのチャンスをもらったと思って、実家の手伝いをしながら目指したいと思います。

実家の仕事では高齢の両親と一緒に働くことが、今はとても楽しいです。働いている両親の姿を改めて近くで見ると、こんな働き方なんだなと新しい発見があります。両親はよく喧嘩もしますが、トータルで見て仲良しなんだなと一緒に働いてみて思いました。あと私がいることでクッション材になっている気もしてきました。母が主に経営している状態ですが、母の苦手なところを手伝っているので「2人で1人前」と母が言ったりもします。今の職場では以前よりみんなで仕事をしている感じがします。両親が会社を閉じるのもあと数年の間だと思いますので、この居心地の良さに甘えず、今の状況を楽しみながら今後の自分の人生のこと、働き方について考えていこうと思います。

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